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ロードマップ・ささやかれる石油利権 

  水源利権も重要課題

ロードマップは、オスロ合意が2000年に破綻したのを受けて、2003年4月に米国のブッシュ大統領が中心になって提案したイスラエル、パレスチナ和平案です。イラク戦争後、アメリカは中東地域の、新秩序の確立を考えて、バレスチナ、イスラエル問題の解決に着手し始めた。しかし、その深層を垣間見るとそこに石油利権の主導権争いが蠢いているとみるのは、穿った考えだろうか。
 地球温暖化防止の為の教と議定書から米国が離脱した時、ブッシュ政権と石油会社の関係が噂された。アフガン攻撃のときも石油利権が話題になった。また、定かでないがビンラデイン親族とサウジとブッシュ親族の黒い関係も噂として流れていた。
現にジョージワシントン初代大統領のカナハ河流域の土地買占めからトルーマン大統領の石油利権等黒い噂は尽きない。
トルーマン大統領は「科学技術による世界の米国化。石油が支える産業が無ければ人類の幸福はない」という考えが米国の唱える正義の根底に流れています。

1978年から今日までに、中東和平へ向かって調停が行われてきましたが、それぞれ破綻しています。
この間、中東戦争も数次渡り勃発しています。過去の調停を振り返りながらこの度のロードマップについて解説します。

ロードマップは、2002年ヨルダンのアブドラ国王がホワイトハウスを訪問した時『中東和平への道筋を示す地図が必要です』と語った。それをブッシュ大統領が、イラク戦争後に受け入れたと言われています。

ロードマップと過去の調停経緯

名称 ロードマップ オスロ合意 キャンプ・デービット会談
年月 2003年4月 1993年9月 1978年9月
場所 ワシントン キャンプ・デービット
提唱・仲介
出席国
ブッシュ大統領
EU、国連、ロシア共同共同提案
イスラエル、パレスチナ両国
クリントン大統領
PLO議長アラファト
イスラエル ラビン首相
カーター大統領
エジプト サダト大統領
イルグン司令官
イスラエル ベギン首相
内容 パレスチナ人の独立国家を樹立し安全と平和を獲得することを明確に定めています。
第一段階 双方の停戦とパレスチナ側での選挙の実施
第二段階 2003年12月までに暫定的な国境線を持ったパレスチナ国家の樹立
第三段階 2005年までにエレサレム問題、入植地問題、国境等の問題の合意
・パレスチナ人居住区を暫定的にパレスチナ人が自治する。
・イスラエルが占領地から段階的に撤退し、ガザとヨルダン川西岸地区でパレスチナ人が自治を回復し、5年後をめどに協会を明確に定める。



・シナイ半島中流のイスラエル兵の撤退
・入植地撤去について議会での投票決議









結果 2000年破綻 1987年破綻
問題点 ・キャンプデービット会談から入植地が依然増大している。
・イスラヘル本土へのパレスチナ人の越境を防ぐ為に「ベルリンの壁」のような壁が作られている。
・別表のようにロードマップ反対勢力が控えています。







パレスチナには、その国境を管理する権利を認めず、水源の管理も認めなかった。中東地域に住む人々にとって石油より水資源問題が安全保障の根幹です。水問題は人間が勝手に引いた境界に関係なく、同じ地域に生活する人々の間で協力が必要です。
水資源が豊かな地域はイスラエルに属し、アラブ側に返還した土地は不毛だといわれています。中東問題を語るとき石油利権や宗教問題を挙げますが水資源問題が生活に関わる問題では最重要課題です。
事実上の成果はシナイ半島をエジプトが取り戻すだけであり、全地域が人も住めない砂漠であり何の変化も無かった。
ガザ地区とヨルダン川西岸の最重要課題について無何等の解決もしていなかった。
エジプトのサダトはアラブの裏切り者とされた。エジプトはアラブ連盟から除名された。







パレスチナ自治政府管轄領土

緑斜線の部分が゜パレスチナ自治政府が管轄する地域でヨルダン川西岸とガザ地区に分割されています。
オスロ会談では、このように分断され、地域内でも人のすめるところは1割にも満たないのが現状です。さらに、ガザ地区とヨルダン川西岸との往来はイスラエル兵の許可が必要です。さらに「東エルソレムをパレスチナ人の町」ということも、東エルサレムを取り囲むようにイスラエルの入植地が作られています。
この人びとの移住はアメリカ国内のイスラエル系の圧力団体が怖いので、入植地の撤収は強く求めることが出来ないと考えられています。
パレスチナの穏健派アブ・マーゼン新首相は、現実的な選択肢として東エルサレムを放棄するかも知れません。ここでハマスの動きに注目しなければなりませんすでに6月12日自爆テロがありイスラエルのミサイル報復がありました。予断は出来ません。
パレスチナ地図

ロードマップの反対勢力

パレスチナ強硬派 イスラエルの強硬派 アメリカ国内のキリスト右派
ハマス・パレスチナイスラム武装組織
イスラム聖戦・エジプトのムスリム同房団との繋がり
アルクサ殉教者旅団
PLO主流ファタハ系の武装組織
与党リクード内の一部や国家宗教党などの極右政党
入植者団体

米国民の18%
イスラエル支持
ユダヤ人入植者賛成

切手でみる ロードマップへの過程

キャンプ・デービット会談とオスロ合意の切手も20世紀の出来事として記念切手が発行されています。

オスロ合意 キャンプ・デービット
オテロ会議 キャンブデービット1 キャンプデーピット2
マーシャル諸島
スラエル・ラビン首相
米国・クリントン大統領
PLO議長・アラファト
マーシャル諸島
エジプト・サダト大統領
米国・カーター大統領
イスラエル・ペギン首相
グレナダ・マルティーク島
イスラエル・ペギン首相
米国・カーター大統領
エジプト・サダト大統領

この両国の切手は多少の時系列の変化はありますが同じアングルです。しかし、構図は全て逆になっています。マーシャル諸島の切手は写真から描く時に裏写りの写真を利用したことになります。国旗はアルァベット順に従って先順位の国旗を向かって左がわに掲揚するのが国際慣例です。イスラエル国旗が左に見えるグレナダ・マルティーク島の切手が正しいといえます。

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