石油の成因

indexへ

石油は何からできたのでしょうか。切手で語ろうとしましたが、ズバリこれだという図案の切手は困難なようです。
石油は古くから"有機説"と"無機説"の論争が続いていましたが、
現在は、ケロジェンだろうというのが定説になっています。
では、ケロジェンというりはなにでしょうか。ケロジェンというのは、地球上最も大量に存在する有機物で、
熱作用により石油系炭化水素が生成されることが実験により証明されています。
ケロジェンは太古に湖や海で繁殖したプランクトンや珪藻等の生物体の有機物です。何故、これらの生物の死骸説の根拠となるのが、石油の成分として含有している物質に生物しか持っていないとされているポルフィン等があるからです。
石油は、別名を古生物の遺物という意味合いから『化石燃料』と呼んでいます。
同じ、化石燃料でも石炭は炭素が主成分で90%以上が炭素ですが、天然ガス、石油はともに
炭素と水素の複合物である炭化水素です。
この炭化水素の化学式を切手で描いたのがメキシコです。この切手に描かれている図案は「変だよ」と
化学切手の安部さんが自らのHPで言われています。何処が変なのか気になる方は、安部さんのHPか私の「喫茶店」でご覧下さい。化学記号
切手としては、アメリカから燃料の熟成として地中で熟成されていくのを図案化していますが、石炭のようですね。化石燃料として参考にしました。


ユニオン石油の株券 地中で熟成されていく化石燃料化石燃料
ペンシルバニア石油が
1936年のMeter Cancellationに恐竜を商標に描いています。
又、切手ではありませんが、アメリカのユニオン石油の株券には、石油精製設備とともに石油の成因のイメージとして古代生物の恐竜が描
かれています。石油は、古代生物の遺物とその時代のイメージが強いようです。

ペンシルバニア石油のMS
ユニオン石油の株券に恐竜が描かれている ペンシルバニア石油のメータキャンセルにも恐竜が描かれている

石油(原油)層

では石油はどのような場所に存在するのでしょうか。ズバリ!切手で描かれています。大型の美しい切手がリビアから発行されています。
原油の存在する地形が見事に表現されています。
汲み上げタンカーに積み込む流れです。この切手をみて石油切手収集に油を注いだ感があります。
原油が生成される岩石を石油の"根源岩"と呼びます。原油は現在陸上で多く生産されていますが、大昔は海や湖だったところです。したがって、"根源岩"は水成岩の堆積岩で、その中でも粘土質の泥岩や頁岩が主体です。
これらの岩石は粒子が緻密で、固化する過程で、生成された原油は水より軽いので地層の水を伝わって上へ上へと移動し
、移動を妨げる地形構造で上部を"帽岩"と呼ばれる岩石で覆われているところに貯まります。地層が波を打っているところで山のように隆起している部分を"背斜"と呼び、地層が切断され上下にズレている所を断層と呼びます。

これらの中で地形構造としては背斜構造が最も多く、主要な油田の60%がそうです。このような場所でプールのように貯まっているのでなく、スポンジのような岩の隙間に石油ガスと共に貯まっています。

貯留岩(頁岩)
青の部分が原油でスポンジのような岩石の隙間にあるイメージイラスト

原油層 原油層2
海底に堆積して岩石となる途上で、石油の源となるケロジェンができ、やがて原油が熟成されていきます。 この間数億年が経過する リビアの切手に描かれている地層の概略図。原油は地下の圧力で上層部へ移動する。
背斜型トラップ
帽岩の状態を見事に描いている。美しい切手
海底油田の地形。海底は比較的に水平です。 層位封塞型トラップ
断層示しています。
層位封塞型トラップ
海底での断層。

 石油の探鉱へ石油の探鉱へ

目次へ

目次へ

indexへ