石油の輸送・オイルタンカー

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タンカー第1号船

タンカー1号船油製品を運ぶ輸送船には、原油を運ぶ黒油船(ダーディ・タンカー)とガソリン・ナフサ、灯油、軽油などの白油船(クリン・タンカー)があります。黒船はタンク内が鉄板のままですが、白船はタンク内がコーテングされています。現在のタンカーの原型といわれるのは、1885年に建造された『グリュックアウフ号』でドイツのヘンデリック・リーデンマンが考案し、アームストロング・ミッチェル会社が完成したものです。長さ約90メートル、2307総トン、3本マストで船体そのものがタンク構造になっており、船尾には機関室、 最終部には荷揚げ用ポンプ室を備えて現在のタンカーとまったく同じ構造になっていました。この切手を描いたのが石油タンカー1号アゼルバイジャンパラグワイから発行されました。最初の石油輸送船を描いた石油切手です。
アゼルバイジヤンからもノーベル兄弟のバクー油田開発115年記念切手として石油切手が発行された中に含まれています。ちなみにアゼルバイジャンの切手は帆を閉じた『グリュックアウフ号』です
帆を開いたところ閉じたところ対象が面白いですね。

アゼルバイジャン発行。帆を閉じているグリュックアウフ号 

石油タンカー出光丸界で初めて10万重量トンを超えたタンカーは『ユニバース・アポロ号』で1959年呉造船所において竣工し出光興産の定期用船として中東・日本間の原油輸送に活躍しました。次に20万トンを超えたのは『出光丸』20万6、106トンです。「出光丸」はオートボルタから沖縄海洋博覧会の記念切手の1枚として発行されました。

オイルタンカー大型化へ
石油タンカーの推移 オイルタンカーが最初に実用化されたのは、1885年てすが、カタールから1890年から1968年までのタンカーの大型化の推移を石油工業の切手の中で紹介しています。ちなみに1952年の最大石油タンカーは積載量31トン、全長199mでしたが、現在、555トン全長440mで積載重量で日精丸より約60トン長さで240m大きくなっています。

最大の石油タンカー日精丸
石油タンカー日精丸
わが国に輸入される原油のうち、80%近くは中東産油国から大型タンカーで運ばれてきます。ペルシャ湾、インド洋、マラッカ海峡、東シナ海は約12000km離れた中東までの航海日数は、往復で約50日かかります。中東から日本への航路(オイル・ロード)には、マラッカ海峡を経由するルートとロンボック海峡を経由するルートの2つがあります。
マラッカ海峡は、交通量が多いうえに、水深20m以下の浅瀬もあり、オイル・ロードの難所となっています。
                                  オイルロード
常石油タンカ−は、往路はマラッカ海峡を、復路は石油を積載していますので水深の深いロンボク海峡をとおります。最大タンカーの日精丸は全長379m、幅62mのため往路、復路ともにロンボク海峡をとおります。経済的にはマラッカ海峡が効率的です。

日精丸との大きさ比較日精丸との比較
日本最大のタンカーの日精丸は、全長379m、幅62mの巨大タンカーであるため、ロンボク海峡を経由してわが国に原油を運んでいます。ここに日精丸の大きさを馴染みのあるものと比較してみます。日精丸を立てかけますと高さは東京タワーより高くなります。いかに長いかが分かります。いかにマンモスタンカーが巨大であるかか分かります。エントツ部分だけでも5階建てのビルに相当します

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