石油の掘削

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手に石油掘削の井戸いわゆるデリックが描かれたものは多数あります。石油産業の象徴であり、産業面での国家高揚のシンボルでもあるからでしょう。数多くのデリックの切手の中から、試掘井、生産井並びに掘削作業の切手を紹介します。
 石油のありそうな地質構造が発見されますと、実際に石油があるかどうか確かめる為に地下深くまで穴を掘ります。これを試掘といいます。最近では掘削技術の著しい進歩により陸上は勿論のこと、海洋でも水深400m〜500mのところから海底下4000〜5000mまで掘削できるようになっています。この試掘によって得られた地層の資料を分析して、石油又は天然ガスがあるかどうかを判断します。その試掘により油層を発見したときは、その油層の規模を確認する為に、発見した井戸の付近にさらに井戸を掘ります。この井戸を試掘井戸と区別して探鉱井と呼ぶこともあります。試掘井は調査用の井戸ですから、原油を効率的に採取するようにはなっていません。その為には、原油が採取された試掘井のそばに何本かの生産井を別に掘ります。
 試掘により石油が発見されますと、これから原油を生産するには、二つの段階を経ます。
一つは開発、次が採油の段階です。開発の段階とは油層の大きさや広さを調べて採油井を掘り生産量を増加させていく段階で、同時に地上での集油・送油・貯油設備などもこの時に建設されます。
採油の段階とは、坑井の掘削や地上施設の建設が終わり、採油井から油を汲み取る段階です。
 掘削方法は、現在は殆どが回転式(ロータリー式)になっています。
掘削パイプの先端にには、、歯車を数個かみ合わせたようなビットが取り付けられていて、このビットによって地中を掘り進んでいきます。このとき泥水を使用します。泥水は、水や油をペースにベントナイト、クロムなどのコロイド物質を掘りやすくするだけでなく、掘りくずを地表に運び出したり、ビットの先を冷やしたり、坑壁が崩れないようにしたりする効果があります。

 切手に描かれた掘削作業と、試掘井の一部を紹介します。

試掘井

いろいろな調査により石油のありそうな場所が発見されますとまず実際に石油があるかどうかを確認する為に穴を掘るために建設されたデリックです。試掘井といいます。
石油試掘井マダガスカル 石油試掘井マダガスカル 石油試掘井ソマリア 石油試掘井ガボン
ハンガリー マダガスカル ソマリア カボン
石油試掘井カナダ 石油試掘井アルゼンチン 石油試掘井ソ連 石油試掘井2
カナダ アルゼンチン 旧ソ連 カナダ
試掘井・ワイルドキャッツ山猫  
石油を探し求めて試掘井を掘る人々をワイルドキャット(山猫)と呼んでいます。
これは、現在のように探査技術が優れていなかった頃、石油人は、石油を求めて歩き回りました。山中を獲物を捜してさ迷う山猫のように。そんな山師の姿を山猫に例えて、試掘井をワイルドキャッツと呼ぶようになりました。
この業界には、この他にクリスマスツリー、ノッディングホース(頷く馬の首)など成る程と頷けるユーモラスな呼び方があります。その都度ご紹介します。

採油井

有望な試掘井の周囲に採油井を建設して本格的な生産井へと拡張していきます。
石油採油井ペルー
石油採油井オースト 石油採油井コロンビア 石油採油井中国
ペルー アストリー コロンビア・プルーフ・見本 中国

掘削作業

掘削技術がいかに進んでも掘削時にパイプを穴にセットするのは人力によります。
石油掘削ルーマニア 石油掘削作業メキシコ 石油掘削作業ナイジェリア 石油掘削作業カタール 石油掘削作業イラン
ルーマニア メキシコ ナイジェリア カタール イラン


掘削機器先端 ビットとジャールス

掘削方法は「掘管」と呼ばれる鋼鉄パイプを丁度ドリルの回転軸のように回転させます。掘管の先端にはビットと呼ばれる刃の役目をする部分が取り付けられていて、その回転で進みます。
また、ジャルスと呼ばれるこれも鋼鉄製の先の尖った器具で強い衝撃を与えて岩盤を崩します。
ジャールス ジャルスの取り付け ビット ビットの取り付け
ジャルス ジャルスの打ち込み ビット ピットの作業


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